令和3年1月23日（土）に、日本労働弁護団が主催のワークルール教育に関する集会が開催されました。
Zoom企画「コロナ禍でもワークルール教育！ ～労働弁護士がワークルール教育指導案つくりました～」開催します（2021/1/23）
ワークルールとは、働く時に適用されるルールのことで、労働契約法、労働基準法といった様々法律等から構成されています。残念ながら、現状では、社会に出る前にワークルールについて学ぶ機会に乏しく、結果として、違法な労働条件と気付かずに働いてしまうということが起こってしまっています。
一方で、使用者側（会社側）としても、ワークルールを知らずに会社の都合だけで労働者を雇ってしまうと、労働基準監督署から違法（労働基準法違反には刑罰が科されることも多く、安易に放置していると刑事事件に発展しかねません。）を指摘されるということになりかねません。
そのため、労使双方にとって、ワークルールを学んでおくということは重要なことなのです。
集会では、当事務所の上田から、ワークルールの授業風景を紹介させていただき、その後、労働弁護団で作成した指導案を解説のうえ、参加されていた教員の方との意見交換も行われました。
そして、石橋道宏参議院議員からもご発言をいただき、実践的なワークルール教育の必要性を共有できたのではないかと思います。
教員の皆様には、是非、集会で紹介された教材をご活用いただきたいと思います。勿論、お手伝いをさせていただくことも可能です。
また、事業主の皆様には、是非、一度、コンプライアンスの観点から、自社の労務管理の状況をご確認いただくことをお勧め致します。当事務所もそのお手伝いをさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
（弁護士 上田 裕）
