2018年3月30日(金),31日(土)に開催された先物取引全国研究会・三重大会に参加しました。
本大会では,国際通貨研究所の主任研究員である志波和幸さんより「仮想通貨を巡る最新情報と課題」と題する講演が行われました。「暗号技術」と「分散化技術」で,通貨の改ざん等の不正や消失を防いでいること,マイニングの仕組みなどが非常に分かりやすく解説されました。また,会場からは「ビットコインを差押えできるのか?」との質問も出るなど,活発に議論がなされました。
また,成蹊大学法科大学院の渡邉知行教授による「金融商品取引に関与した者の不法行為責任」と題する講演も行われました。「共同不法行為と取引的不法行為」や「関与者の類型的考察」の話が非常に興味深く,勉強になりました。
今後の訴訟等に生かしていきたいと思います。
(弁護士 若狹 美道)