先物取引被害全国研究会が本年11月24日・25日に,さいたま市(県民健康センター)で行われましたので,参加してきました。
当事務所からは中村・上田・栁川・井原・若狹の各弁護士が参加し,当日の会場係を行ったりもしました。
今回の研究会では,神戸大学法科大学院教授の窪田充見先生の「共同不法行為理論の最近の動向」という講演など多数の大変勉強になるプログラムが組まれており,非常に有意義な時間を過ごすことができました。
私の方でも,2つの判決和解(vs第一商品〔東京地裁平成29年1月24日判決,東京高裁平成29年7月11日付和解〕,vs岡藤商事〔東京地裁平成29年1月30日判決,東京高裁平成29年9月27日判決〕)の報告をさせていただきました。
この2つの事件における訴訟では,ほぼ同時期に裁判所での証人尋問・当事者尋問が行われ,その各尋問の間の日に指の骨折の手術をしたことから,非常に印象に残っています。尋問→手術→尋問のハードな日程であり,手術の翌日に行われた尋問は,麻酔が切れて手に激痛が走っており,青息吐息の中で行われたものでした。
指の骨折は,PTAソフトボール大会で第一試合の初回先頭打者の打球をライトで処理した際,「突きゆび」したものです。二試合やって,大会が終了した後,念のため病院に行って見てもらったところ,指が折れているとのことでした(いわゆるマレット骨折)・・・。
二つの裁判例の内容及び指骨折の事件に関しましては,追って,ご報告する機会があるかもしれません。
(弁護士 若狹美道)