皆さんは、働く際のルールについて、考えたことがありますか。あまり考えたことがないまま、働いている方も多いのではないかと思います。
実は、この無知につけ込んでいるのが、いわゆるブラック企業と呼ばれる会社なのです。
労働者にとっては、人生の一部（の時間）を会社に捧げることで、賃金を得ている訳ですから、正当にもらえるはずの賃金が、不当にカットされているとなれば、どうでしょうか。
これからは、このようなことがないように、労働者も、きちんと知識を持って働くことが大事なのです。
このようなコンセプトで、１０月２日、上田裕弁護士が専修大学松戸高校でワークルールについての授業を行いました。
まだ社会に出る前の段階で、ワークルールについて、一度きちんと考えてもらおうということで、アルバイトの現場で良く遭遇する事例をもとに、生徒の皆さんと問題点を考えてみました。
生徒の皆さんも、一生懸命考えてくれて、充実した内容になったのではないかと思います。そして、大事なワークルールについても、少しですが、お伝えすることができたかと思います。
今後、生徒の皆さんが、働くことになったとき、「何かおかしい」を感じるきっかけが、今回の授業となれば嬉しいです。
（弁護士 上田 裕）
