平成28年2月23日(火)にさいたま地方裁判所と弁護士会が主催する民事訴訟懇談会に上田弁護士と久能弁護士が出席してきました。
この懇談会は、裁判所で取り扱われる様々な事件に関して、裁判所の立場、訴訟代理人の立場(弁護士)から分析を行い、議論することで、充実した審理を目指していくという趣旨のものです。
今回のテーマは、「解雇事件」でした。懲戒解雇、普通解雇の要件について確認した上で、特に能力不足による解雇の事案について、能力不足をどのようにして認定するのか、使用者がどこまで解雇を回避するための措置を講じる必要があるのか、大企業と中小企業の違いをどう考慮するか等について議論しました。
議論することで、裁判所の問題意識を知ることができますし、また、弁護士としてどのような主張を行い、証拠を収集・提出をすべきなのかについても大いに参考になりますので、貴重な機会だったと思います。
これからも、定期的に懇談会に出席して、より質の高い訴訟活動ができるように努力していきたいと思います。