コロナ禍の終わりがなかなか見えてきませんね。当事務所でも、ご相談や打合せにお越しいただく方にマスクの着用をお願いし、事務所の入口に手指の消毒液を備え付け、こまめに換気を行う等の感染防止対策を行っています。
ご相談や打合せでは、どうしても対面をすることになりますので、相談室内では、お客様と弁護士との間に透明のアクリル板を設置し、感染防止の配慮をしつつ、日々の業務に当たらせていただいております。
当事務所では、ご相談は原則として対面で行っています。緊急事態宣言発令中は、電話によるご相談に切り替えておりましたが、やはり、対面でのご相談に勝る方法はないなと思いました。電話やオンラインで代替できる部分はもちろんありますが、証拠を直接拝見しなければ気付くのが難しいことや、ご相談時にたまたまお持ちになっていた資料の方が実は重要な意味を持つものだったりすることもあります。現物を直接見るということは、やはり不可欠な作業だと実感しています。
そして、対面でのご相談の何よりのメリットは、反応を直接感じながらアドバイスをすることができるという点です。
弁護士の説明に対する納得感は、受け答えの間や表情から感じ取るものであって、電話やオンラインではなかなか伝わり切らないものです。説明を足したり、ご本人がより望ましいと思える別の方法をご提案しやすいのは、やはり対面でのご相談だなとつくづく思います。
感染拡大の状況によっては、対面でのご相談を再び取り止めなければなりません。一日も早くコロナ禍が収束し、しっかりと顔を合わせてご相談や打合せのできる日が来ることを願ってやみません。
(弁護士 伊東結子)
