誰かに相談するのって,パワーがいりますよね。相談相手が,決して身近とはいえない「弁護士」ならなおさらです。
そして,相談の後,問題への対処に進んでいくには,もっとパワーがいります。
どうか,パワーゲージがゼロになる前に,法律事務所のドアを叩いてください。
ドアの前まで自力で行けないほど弱っているなら,「助けて!」と声を上げて,誰かに手を引いてもらってもいいんです(ご本人を支援する方が相談に同席してくださるのは,私たち弁護士にとっても心強いものです)。
ご相談にいらっしゃる方の中には,「こんなことで相談に来てすみません」と謝る方もいらっしゃいますが,いいんです!
「助けて!」と言える,人を頼ることができるって,生きていく上で大事な大事な能力なんです。
法律事務所のドアを叩くことができた自分をほめてほしい。
今日もそんな気持ちで待っています。
(弁護士 伊東結子)